今日は教職のことについてお話しします。
私は大学にて「とれるものはとっておこう」という軽い気持ちで教職を取り始めました。
教職科目では私の苦手なグループワークに苦戦しましたし、
介護等体験や教育実習でも私が消極的なことを注意されることが多かったです。
それでも、さまざまな学部の学生さんや実習先の方々の考えに触れることは、
狭すぎた私の視野を少しは広げることに繋がったと思っています。
学習指導案を書くことも多々あったので、
教職科目の模擬授業や教育実習の精練授業で行った、私の考えた題材を2つ紹介します。
1つめ
<広告(紙面ポスター)を使った題材> 〜視覚情報から世界を変えよう〜
学科ではコミュニケーションデザインを学び、広告にも少し触れていたので、
教育学部の学生さんにはできない授業ができると思って考えました。
世の中にあるさまざまな紙面ポスターを、
宣伝しているものを隠した状態で見せて、生徒さんに当ててもらったりしました。
*画像は実際の広告・広告のパロ(筑波大学・味の素・YKKAP・大阪府警察・漬もんや・東京地下鉄さん等)を拝借しました
こういったちょっとひねりのきいた広告って、見てるだけでも楽しいですよね。
さらに、どんな言葉が使われているか分類してもらったり、
(○○はダメ等のネガティブな言葉・○○しよう等のポジティブな言葉)
ロゴによる雰囲気の違いを感じてもらったりしました。
(明朝体・丸ゴシック・角ゴシック・手書き等)
制作では次のようなことを行いました。
・フリーの写真素材を複数用意し、切り貼りして学校のマナーを呼びかけるポスターをグループごとに作ってもらう
実際に行って難しいと思ったのが、
グループ制作だとやる気のある生徒とそうでない生徒が上手く協力できないことです。
もっと注意を聞かせて机間指導するべきでした。
でも生徒さんたちの色が出た作品ができてなかなか面白かったです!
ここに作品を載せたいくらい。でもダメそうなので載せません。笑
2つめ
<パステルを使った題材> 〜あらわそう、じぶんのきもち〜
学科では環境デザインの空間の照明を描く時にパステルを使ったのですが、
これを美術教育に落とし込むとどうなるか興味があったので考えました。
パステルは、粉を出して、それをティッシュ等になじませ、
紙にのせていくという描き方をします。やわらかい雰囲気が出ます。
さらに、マスキングテープや紙の型を使うと、
スタンプのように面をくりぬくことができます。
最初にパステルの使い方を教室の前で演示するのですが、
恥ずかしながらも皆さんの反応が良くて(気を使われた…)嬉しかったです。
この題材で苦労したのはテーマの設定です。
パステルはやり方を覚えれば誰でも簡単にできてしまいます。
そのため、テーマがなければ生徒たちは暇になり遊び始めてしまいますし、
かといって大きなテーマだと漠然としすぎて生徒が悩んでしまうでしょう。
私は気持ちを表現することにテーマの焦点を当てましたが、
もっと時や場所を限定するべきだったと反省しています。
美術は自由が利くので面白いのですが難しくもありますね。
クラスの色が出やすい教科であったり、息抜きのような教科であったり。
一番必要のない教科とも言われているので、英語や数学に時間数をとられたりも。
他教科と関連した題材も考えていくべきなんでしょうね。
とりあえず、今週に、私担当の模擬授業が終わったので安心しました。
てか4年後期に教職の必修科目を入れないでほしいよ文部科学省さん!!!









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