息抜きに、高校の時のお友達が出ている舞台を見に行ってきました。
Voyantroupe第三次思春期公演@八幡山
「死なないとできないことがあるなんて、じゃあ死ななきゃダメじゃん!」
下ネタやえっちな部分が多々あるので好き嫌いは分かれそうです。
でも個人的には興味深かったし、考えることも多かったです。
上手く言えませんが、90分で勢いよくやる舞台にふさわしい感じ。
出てくる登場人物は、正義感に溢れていると思えば欲にまみれていたり、
真面目に見せかけて構ってちゃんだったり、みんな俗人。
なんか「男も女もあるあるだなぁ」って共感してしまうのです。
人は性欲や矜持にとらわれてしまう哀れな生き物なんですね…
キャストさんたちは、それぞれのキャラを演じきっていて凄いと思いました。
服装や言動・表情からできる雰囲気で性格が伝わってきました。
やっぱり舞台は面白いですね。本当におつかれさまでした!
あとこれはおまけですが……
今日読み終わった小説「セイジ」についてもちょこっとお話をしたいです。
太宰治賞最終候補作の小説です。辻内智貴作。
確固たる理由がわからないのになんとなく独特の雰囲気の登場人物に魅力を感じます。
ベクトルは違いますが、こちらも人間について深く考えさせられました。
「かわっているというよりも、ちがってる」
「みえすぎる目で眺めてみると、この社会なんてものは汚れと欺瞞のカタマリなのかもしれない」
「カナシさのなかに佇めば佇むほど、色んなものがみえて来もする」
作品中に出てくるこのような文章の美しさというか儚さというか。
本当に生きることってなんだろうと思います。
しんみりした作品が嫌いではないって人には、是非読んでもらいたいです。
でも途中に衝撃が走るので注意。その衝撃が心地よいかは悪いかは貴方次第。
これからも、もっともっといろんな作品に触れて吸収していきたいです。
素敵な一日でした。
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