2019/08/15

盆の国


8/15
漫画「盆の国」を読んだ。

この作品は毎年815日にトーチweb1日限定で全話無料公開されている。
確かに来年もお盆に読みたいなあと思う、ゆるりと続くような懐かしい作品である。
素朴で温かみがあって、そして切ない。

漫画といえば、私の家ではゲームが禁止されていて、漫画も学習漫画以外は原則禁止されていた。
そのため友達からコジコジやデスノートを借りて親の目を盗んでこっそり読んだのが小中学生の時のいい思い出である。

「原則」禁止と言ったのは、親が漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」を買っていて、
いつもその雑誌からちぎり取った連載漫画を読ませてもらっていたからである。

この雑誌は「テツぼん」「深夜食堂」「黄昏流星群」「あんどーなつ」「岳」などで有名だが(もちろんこれらも好き)、
食育系(魚戸おさむ先生の作品)や医療系など、幅広いジャンルの漫画が掲載されていた覚えがある。

その中で、盆の国を読んでなんとなく思い出した好きな作品を2つ挙げる。

「あじさいの唄」
舞台は江戸時代で、父と拾った犬と暮らす少年の日常を描いた作品である。
いろんな人たちの愛に溢れていて、何と言っても拾った犬の栗之助がめちゃくちゃ可愛い。

「看護助手のナナちゃん」
作者さんが実際に看護助手として働いていた経験をもとに描かれたオムニバス作品である。
病院での日常には、出会いも別れもあって、じんわりと温かい気持ちになる。

社会人になった今、電子書籍で漫画も簡単に買えるようになったので、
(昔読めなかったこともあり反動で歯止めが効かなそうで怖いが)、
もっといろいろな作品に触れてみたいと思う。

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